神功皇后神社(じんぐうこうごうじんじゃ)
山口県美祢市西厚保町本郷 MAP    Update: 17Oct2009

 

安産の神様として知られる神功皇后(息長帯日賣命)を祭る神社があることを知り参拝してみることにした。福岡県の宇美八幡で子供出産に因んで石(子安石)の奉納に寄り,京都に戻る途中で中国自動車道沿いにあり美祢西IC降りてすぐなので都合が良かったこともある。
この神功皇后神社の裏には指定天然記念物のイチイガシがあり,樹齢500年とも言われる。




[撮影日:25May2009]


神功皇后神社由緒
 応永三十二年(一四二五)下関市長府の
忌宮神社より勧請 永享二年(一四三○)
源義秀社領を寄進す
 昔 当地を集め村と言い 転じて
厚保村となる 神功皇后三韓へ出陣の
際 此の地にて兵を集め給うに依る と
伝えられる 皇后の偉徳を仰慕して
神功皇后神社と称す

御祭神 神功皇后
    仲哀天皇
    応神天皇
    仁徳天皇
    住吉大神
拝祀 天満宮
例祭 十月十日
夏越祭 七月三十日
神紋 白鳥
「神功皇后神社由緒 」看板より全文引用

山口県指定天然記念物 神功皇后神社のイチイガシ
このイチイガシは,樹齢約五○○年と推定され
応永三十二年(一四二五年)当宮鎮座の
頃からと言われている。
根回り八.二メートル,目通り幹囲六.五五メートル,樹高は約二十メートルである。地上より
六.七メートルで第一枝が分岐し,八.三メートル
で第二第三枝に分岐している。
枝張りは,東西へ十八.五メートル南北へ
二十一.五メートルにおよび樹勢は旺盛で
この森の主要な樹冠を形成している。

山口県教育委員会
美祢市教育委員会
「山口県指定天然記念物 神功皇后神社のイチイガシ」看板より全文引用

美祢市指定天然記念物 神功皇后神社の社叢
 昭和五十四年六月二十日指定
 この社叢は,本神社の裏山の森のことで
遠望すれば附近のアカマツ優先群落とは
明瞭に異なる相観を呈する。
これは主として高木層が「コジイ」および「イチイガシ」に
よって占められる典型的な照葉樹林であるからである。
高木層には,このほか「タブノキ」「アカラシ」「シリブカガシ」
なども見られる。亜高木層は,「シイモチ」「ヤブニッケイ」
「ヤブツバキ」「アラカシ」「シロバイ」などがあり低木層は
「シロバイ」「ネズミモチ」「アオキ」「ツバキ」「チャノキ」「シキミ」
「シリブカガシ」「イズセンリョウ」「タブノキ」「イヌガシ」等がある。
 林床の草木層は,「テイカカズラ」「ベニシダ」「センリョウ」
「ミヤコノコギリシダ」「コバノカナワラビ」「フモトシダ」などがあり
稀に「サンヨウアオイ」も見られる。
 この社叢の面積は約二八○○平方メートルで,主たる
樹木の樹齢は三○○年から~五○○年と推定される。
 昭和五十四年八月
 美祢市教育委員会
「美祢市指定天然記念物 神功皇后神社の社叢」看板より全文引用



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