熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)
和歌山県田辺市本宮町 MAP    Update: 14Nov009

 



[撮影日:25May2009]

八咫烏(やたがらす)(由来)
 熊野では八咫烏を神の使者と言われています。三本足とは熊野三党(宇井・鈴木・榎本)表わすとも言われ,当社では主祭神家津美御子大神(素盞鳴尊)の御神徳である智・仁・勇,又天・地・人の意をあらわしています。烏は一般に不吉の鳥とされてきているが,方角を知るので未知の地へ行く道案内や,遠隔地へ送る使者の役目をする鳥とされており,熊野の地へ神武天皇御東征の砌,天皇が奥深い熊野の山野に迷い給うた時,八咫烏が御導き申し上げたという意があります。又,歴史上の一端より触れて述べれば源平合戦の折那須与一出身地(栃木県)烏が金の紙幣(神のお告げ)をこの地にもたらしたので築城したといわれています。
 次に世界各国の一部を記せば,
◎スカンジナビア
 オジンの神の肩に止まった烏が二羽,一つは思考,一つは記憶と名づけて毎朝二羽の烏を放って,世界中のことを報告させたといわれている。
◎古代ギリシャ
 烏はアポロの神の標識。
◎ツリンキート族
 火を最初にもってきて,光を人にあたえたのは烏であると伝えられている。
 又,最近スポーツのサッカーが青少年,若い人々に人気を博している。日本サッカー協会のマークは八咫烏です(明治時代にサッカーが日本に始まった。この頃から使用されているそうです)サッカー協会のマークに使用された意味は,考えるに目的とする相手チームのゴールをはずすことなく,きちんととらえて納めるという意ではないでしょうか。
 尚,右の意より,当大社では今も尚変わらず,
◎人の道開きの開運,人生,目的達成
◎現在地~目的地の間,無事に到達する意・海上安全・交通安全(車・二輪車等)旅行安全・通学安全の守護として仰がれています。
*八咫烏のお祭りに関わる祭典
 毎年一月七日,夕闇深き時刻(午後五時)に厳修斎行される(年始め牛王刷り初め)があり,当社の年中行事の中でも中心となるお祭りです。
  熊野本宮大社社務所
「八咫烏(由来) 」看板より全文引用

日本第一大鳥居建立の意義
 人心が神と自然から離れつつある今日,当社の最も危惧するところは「命脈の護持」であり次の時代へ日本の心(精神・魂)の復活を祈念するとことであります。
 神代の時代,素盞鳴尊(家津御子大神)が大地の荒れ果てているのを嘆かれ,自ら木を御手植えになられて「木の国=紀の国」と名付けられました。
 皇紀二六六一年を迎えた日本国にとって,大なる節目であることは無論の事,この節目の始めに当たり「日本人の精神(心)の蘇り,日本経済の再生,熊野の山々より環境の大切さの再認識,国内は基より世界人類平和」を確固たる事を祈念し,今こそこの壮大なる熊野の山・川は申すまでもなく,大斎原を発信基地として熊野の大神の広大なる御神徳が発揚かつ千木高く厳然として鎮まりますよう,熊野本宮大社・熊野信仰の原点となる大斎原に,日本最大の第一大鳥居を建立する運びとなった次第です。八咫烏を掲げた天下一大鳥居であります。竣工は,平成十二年五月十一日です。
 (幅)約四十二メートル
 (高さ)約三十四メートル
 日本には天照大神を祭る神宮(伊勢)や,素盞鳴尊を祭るここ本宮(熊野),大国主尊を祭る大社(出雲)を始め,たくさんの神社がありますが,神社で最初に目に付く物といえば鳥居です。鳥居は神社が神聖で清らかな場所であること,つまり神様のおはしますことを示す一種の門です。
「日本第一大鳥居建立の意義」看板より全文引用

旧社地「大斎原(おおゆのはら)
 太古より熊野牟婁郡音無里(くまのむろごおりおとなしのさと)(本宮町本宮)ここ大斎原(おおゆのはら)に鎮まり,第十代崇神天皇の御代に至り,社殿が創建されたとあります。史上有名な中世における「熊野御幸」は当聖地で宇多上皇より亀山上皇に至る迄,歴代上皇,法皇,女院の行幸啓は百数十度に及び,奈良朝の頃より本地垂跡説(ほんちすいじゃくせつ)が行なわれ,仏教をとり入れ,御祭神に仏徳を仰ぎ奉り「熊野三所権現(くまのさんしょごんげん),又熊野十二社権現」と証われて隆盛を極め,その後も公卿,武門,一般庶民に至るまで朝野の参詣絶ゆることなく繁栄を続け,時宗の開祖,一遍(いっぺん)上人もここ証誠殿(しょうじょうでん)にて熊野神勅を授かり成道したと伝えられています。時宗歴代の上人(今日まで七十三代)は,宗門を継ぐ際は必ず当大社に参拝奉告,時宗護法の神と崇めて,今日に及んでいます。
 不幸にして明治二十二年の大水害にて八神殿は倒壊,石祠にお祀り申し上げ,主神の四神殿をここより上流七○○米の高台にお遷し申し上げ,今日に至っております,右の通り又と得がたい聖地ですから左記厳守し後世に伝え度く存じます。

一,火気厳禁のこと。
一,使用の際は神社の許可を得ること。
一,使用後は後始末を確実にして,その旨報告すること。
一,みだりに各所を撮影し他に利用しないこと。

「旧社地「大斎原」」看板より全文引用