dropuserは、存在するPostgreSQLユーザを削除します。 PostgreSQLユーザを削除することができるのは、スーパーユーザとCREATEROLE権限があるユーザのみです。
dropuserはDROP ROLE SQLコマンドのラッパです。 このユーティリティを使用してユーザを削除しても、この方法以外の方法でサーバでアクセスしてユーザを削除しても特に違いはありません。
dropuserは、下記のコマンドライン引数を受け付けます。
削除するPostgreSQLユーザ名を指定します。 コマンドラインで指定されなかった場合は、入力を促すプロンプトが表示されます。
dropuserが生成し、サーバに送信するコマンドを表示します。
実際にユーザを削除する前に確認のプロンプトを表示させます。
応答を表示しないようにします。
dropuserは以下のコマンドライン引数も接続パラメータとして受け付けます。
サーバが稼働しているマシンのホスト名を指定します。 この値がスラッシュから始まる場合、Unixドメインソケット用のディレクトリとして使用されます。
サーバが接続を監視するTCPポートもしくはUnixドメインソケットのファイル拡張子を指定します。
接続に使用するユーザ名です (削除するユーザ名ではありません)。
パスワードのプロンプトを強制します(削除するユーザのパスワードではなく、サーバに接続するためのパスワードです)。
デフォルトの接続パラメータです。
また、このユーティリティは、他のほとんどのPostgreSQLユーティリティと同様、libpqでサポートされる環境変数を使用します(項29.12を参照してください)。
問題が発生した場合、考えられる原因とエラーメッセージについてはDROP ROLEとpsqlを参照してください。 データベースサーバは対象ホスト上で稼働していなければなりません。 また、libpqフロントエンドライブラリで使用される、あらゆるデフォルトの設定や環境変数が適用されることを覚えておいてください。