reindexdb [connection-option...] [--table | -t table ] [--index | -i index ] [dbname]
reindexdb [connection-option...] [--all | -a]
reindexdb [connection-option...] [--system | -s] [dbname]
reindexdbは、PostgreSQLデータベース内のインデックスを再作成するユーティリティです。
reindexdbは、REINDEXSQLコマンドのラッパです。 このユーティリティを使用しても他の方法でサーバにアクセスしても、データベースインデックスの再作成には実質的な違いはありません。
reindexdbは以下のコマンドライン引数を受け付けます。
すべてのデータベースのインデックスを再作成します。
データベースのシステムカタログのインデックスを再作成します。
tableのインデックスのみを再作成します。
indexのみを再作成します。
インデックスを再作成するデータベースの名前を指定します。 この指定がなく、かつ、-a(または--all)も使用されていない場合、データベース名は環境変数PGDATABASEから読み取られます。 この環境変数も設定されていない場合、接続に使用するユーザ名が使用されます。
reindexdbが生成し、サーバに送信するコマンドを表示します。
応答を表示しません。
また、reindexdbは、接続パラメータとして以下のコマンドライン引数を受け付けます。
サーバが稼働しているマシンのホスト名を指定します。 ホスト名がスラッシュから始まる場合、Unixドメインソケット用のディレクトリとして使用されます。
サーバが接続を監視するTCPポートもしくはUnixドメインソケットファイルの拡張子を指定します。
接続するユーザ名を指定します。
強制的にパスワードのプロンプトを表示します。
デフォルトの接続パラメータです。
また、このユーティリティは、他のほとんどのPostgreSQLユーティリティと同様、libpqでサポートされる環境変数を使用します(項29.12を参照してください)。
問題が発生した場合、考えられる原因とエラーメッセージについての説明はREINDEXとpsqlを参照してください。 データベースサーバは、指定したホストで稼働している必要があります。 また、libpqフロントエンドライブラリのデフォルトの設定や環境変数が適応されることに注意してください。
reindexdbの実行中にはPostgreSQLサーバに何度も接続しなければならないことがありますが、この場合その度にパスワードが必要です。 そのような場合は~/.pgpassファイルを用意しておくと便利です。 詳細は項29.13を参照してください。