E.105. リリース 6.2.1

リリース日: 1997-10-17

6.2.1 はリリース 6.2 の不具合の改修と利便性を上げたものです。

要約:

これは 6.2 の小さな不具合を改修したものです。6.2 よりも前のシステムからアップグレードを行うためには、完全なダンプ/リロードが必要です。手順については 6.2 のリリースノートを参照して下さい。

E.105.1. バージョン 6.2 からバージョン 6.2.1 への移行

これは小さな不具合を改修したリリースです。バージョン 6.2 からの場合は、ダンプ/リロードは必要ありませんが、それ以前のリリースでは必要です。

バージョン 6.2 からのアップグレードで、ダンプ/リロードを行った場合、avg(money) の計算が正確になったことが判るでしょう。この他全ての不具合の改修は、実行形式ファイルを更新した時点で効果が得られます。

ダンプ/リロードを行わない他の方法として、以下の SQL コマンドをpsql から実行して、既存のシステムテーブルを更新する方法があります。

  update pg_aggregate set aggfinalfn = 'cash_div_flt8'
   where aggname = 'avg' and aggbasetype = 790;

これは、template1 を含め、全ての既存データベースに対して行う必要があります。

E.105.2. 変更点

Allow TIME and TYPE column names(Thomas)
Allow larger range of true/false as boolean values(Thomas)
Support output of "now" and "current"(Thomas)
Handle DEFAULT with INSERT of NULL properly(Vadim)
Fix for relation reference counts problem in buffer manager(Vadim)
Allow strings to span lines, like ANSI(Thomas)
Fix for backward cursor with ORDER BY(Vadim)
Fix avg(cash) computation(Thomas)
Fix for specifying a column twice in ORDER/GROUP BY(Vadim)
Documented new libpq function to return affected rows, PQcmdTuples(Bruce)
Trigger function for inserting user names for INSERT/UPDATE(Brook Milligan)