リリース日: 2005-10-04
このリリースは7.4.8の各種不具合を修正したものです。
7.4.Xからの移行ではダンプ/リストアは不要です。 しかし、7.4.8より以前のバージョンからアップグレードする場合は、7.4.8のリリースノートを参照してください。
VACUUMによってctidチェーンがすぐに削除されてしまうエラーを修正し、ctidリンクを追跡するコードにおいてより多くの検査を行うようにしました。
これにより、長い間存在した、非常に稀な環境におけるクラッシュという問題が修正されました。
マルチバイト文字セットを使用する場合に、CHAR()の空白文字埋め込みが適切に指定した長さになるように修正しました。(Yoshiyuki Asaba)
以前のリリースでは、CHAR()の空白文字埋め込みが正しくありませんでした。 格納する文字数を考慮せずに、単に指定されたバイト数で空白文字を埋め込んでいただけでした。
COPYにおける読みとりのみのトランザクションに関する試験の意味を修正しました。
このコードでCOPY TOを禁止していましたが、本来ならばCOPY FROMを禁止しなければなりません。
リレーションの内部のみを参照する、外部結合のON句に関する計画作成の問題を修正しました。
x FULL JOIN y ON trueの境界に関して更に改修しました。
array_in
とarray_recv
のOIDパラメータの検証をより偏執的に行うようにしました。
a列にGiSTインデックスを持つ場合のUPDATE a=... WHERE a...といった問い合わせにおいて行が見つからない点を修正しました。
日付時刻の解析の堅牢性を向上しました。
部分的に書き込まれたWALページに対する検査を改良しました。
SSL有効時のシグナルの扱いに対する堅牢性を向上しました。
postmasterの起動時に、max_files_per_process以上のファイルを開かないようにしました。
さまざまなメモリリークを修正しました。
移植性の向上をいろいろと行いました。
PL/PgSQLにおいて、変数が参照渡し型の場合のvar := varの扱いを修正しました。
正確なSnowballコードを使用するようにcontrib/tsearch2を更新しました。