pg_prepared_xactsビューは、現状で2相コミットのために準備されたトランザクションについての情報を表示します。（詳細はPREPARE TRANSACTIONを参照してください）
pg_prepared_xactsは、準備されたトランザクションのために1つの行を含んでいます。このエントリはトランザクションがコミットもしくはロールバックされたときに削除されます。
表 43-41. pg_prepared_xactsの列
| 名前 | 型 | 参照先 | 説明 |
|---|---|---|---|
| transaction | xid | 準備されたトランザクションに対する数値のトランザクション識別子 | |
| gid | text | トランザクションに割り当てられたグローバルのトランザクション識別子 | |
| prepared | timestamp with time zone | トランザクションがコミットのために準備された時間 | |
| owner | name | pg_authid.rolname | トランザクションを実行したユーザ名 |
| database | name | pg_database.datname | トランザクションを実行したデータベース名 |
pg_prepared_xactsビューにアクセスすると、内部のトランザクション管理データ構造が一時的にロックされます。 さらに表示用にコピーが作成されます。 これは、必要よりも長く通常のオペレーションを妨害しない間に、ビューが一貫性のある結果を生成することを保証します。 このビューが頻繁にアクセスされると、データベースのパフォーマンスになんらかの影響を及ぼします。