pg_shadowビューは下位互換のために存在しています。バージョン8.1以前のPostgreSQLに存在していたカタログを模擬します。rolcanloginのマークがついた全てのロールのプロパティを保持します。
名前の由来は、このテーブルがパスワードを含むため、一般的には読めないことから来ています。pg_userは、pg_shadowのビューですが、パスワードの列が空白となっているため一般に読むことが可能です。
表 43-45. pg_shadowの列
名前 | 型 | 参照先 | 説明 |
---|---|---|---|
usename | name | pg_authid.rolname | ユーザ名 |
usesysid | oid | pg_authid.oid | ユーザID |
usecreatedb | bool | ユーザのデータベース作成可能性 | |
usesuper | bool | ユーザはスーパーユーザ | |
usecatupd | bool | ユーザはシステムカタログを更新可能(スーパーユーザであってもここが真でなければ更新不可) | |
passwd | text | (おそらく暗号化された)パスワード | |
valuntil | abstime | パスワード有効期限(パスワード認証でのみ使用) | |
useconfig | text[] | ランタイムコンフィギュレーション変数のセッションデフォルト |