pg_settingsビューはサーバの実行時パラメータにアクセスすることを提供します。基本的にSHOWとSETコマンドの代わりとなるインタフェースです。同時に最大・最小値などのようにSHOWコマンドでは直接入手できないそれぞれのパラメータのいくつかの実状にアクセスする機能を提供します。
表 44-51. pg_settingsの列
| 名前 | 型 | 説明 | 
|---|---|---|
| name | text | ランタイムコンフィギュレーションパラメータ名 | 
| setting | text | パラメータの現在値 | 
| unit | text | 暗黙的なパラメータの単位 | 
| category | text | パラメータの論理グループ | 
| short_desc | text | パラメータの簡潔な記述 | 
| extra_desc | text | 追加で、より詳細なパラメータについての情報 | 
| context | text | パラメータ値を設定するための文脈 | 
| vartype | text | パラメータ型(bool、integer、 real、もしくはstring) | 
| source | text | 現在のパラメータ値のソース | 
| min_val | text | 容認されている最小のパラメータ値(数値でない場合はNULL) | 
| max_val | text | 容認されている最大のパラメータ値(数値でない場合はNULL) | 
pg_settingsビューには挿入も削除もできませんが更新することは可能です。 pg_settings行に適用されるUPDATEは名前付きのパラメータに対してSETコマンドを実行することと同値です。変更は現在のセッションで使用されている値にのみ有効です。もしも後に中止されるトランザクション内でUPDATEが発行されると、トランザクションがロールバックされた時点でUPDATEコマンドは効力を失います。排他制御中のトランザクションがひとたびコミットされると、その効果は他のUPDATEもしくはSETコマンドで上書きされない限りセッションの完了まで保たれます。