表43-1でシステムカタログをリストしています。以下にシステムカタログのより詳細な説明をします。
ほとんどのシステムカタログはデータベースを作成する時にテンプレートデータベースからコピーされデータベースに固有のものとなります。ごく一部のカタログがデータベースクラスタ内の全てのデータベースにわたって物理的に共有されます。これらについては、それぞれのカタログに記載があります。
表 43-1. システムカタログ
カタログ名 | 用途 |
---|---|
pg_aggregate | 集約関数 |
pg_am | インデックスアクセスメソッド |
pg_amop | アクセスメソッド演算子 |
pg_amproc | アクセスメソッドサポートプロシージャ |
pg_attrdef | 列デフォルト値 |
pg_attribute | テーブル列("属性") |
pg_authid | 認証識別子(ロール) |
pg_auth_members | 認証識別子メンバーシップ関係 |
pg_autovacuum | 関係ごとのオートバキューム設定パラメータ |
pg_cast | キャスト(データ型変換) |
pg_class | テーブル、インデックス、シーケンス、ビュー("リレーション") |
pg_constraint | 検査制約、一意性/主キー制約、外部キー制約 |
pg_conversion | 符号化変換情報 |
pg_database | このデータベースクラスタにあるデータベース |
pg_depend | データベースオブジェクト間の依存関係 |
pg_description | データベースオブジェクトの説明やコメント |
pg_index | 追加インデックス情報 |
pg_inherits | テーブル継承階層 |
pg_language | 関数記述言語 |
pg_largeobject | ラージオブジェクト |
pg_listener | 非同期通知サポート |
pg_namespace | 名前空間(スキーマ) |
pg_opclass | インデックスアクセスメソッド演算子クラス |
pg_operator | 演算子 |
pg_pltemplate | 手続き言語のためのテンプレートデータ |
pg_proc | 関数とプロシージャ |
pg_rewrite | 問い合わせ書き換えルール |
pg_shdepend | 共有オブジェクトの依存 |
pg_shdescription | 共有オブジェクトに対するコメント |
pg_statistic | プランナ統計値 |
pg_tablespace | データベースクラスタ内のテーブル空間 |
pg_trigger | トリガ |
pg_type | データ型 |